ロジテックのパーソナル向け NAS 雑感

パーソナル向け NAS をファイルサーバのバックアップメディアとして利用する試み in 客先。(一応 DDS4 のテープドライブがあるが容量が間に合わなくなってしまい、上位規格の DAT72 の導入を提案したものの却下)
このテの NASバッファローを筆頭に各社で販売しているが、あえてロジテックLHD-LAN300 を選択。理由はバッファロー NAS で SMB/AFP 混在環境で高負荷かけたらディスクが飛んだ話とか、バッファロー無線 LAN アクセスポイントを DoS 踏み台にされる話とかを参考に、Linux ベースの NAS を避けようと思って。アイオーも同様の理由による。ロジテックは「Synology DiskStationOS」という NAS 専用 OS を採用。しかも CPU は PDA やブロバンルータで実績のある IntelXscale PXA プロセッサだ。
とりあえず検証で社内 LAN 向けの設定をサクサク行って、Windows NT Server との間で約5万ファイル・容量約 10GB 程のランダムアクセスな XCOPY で高負荷をかけるテストを実施。I/F が 100BASE-TX なので遅さは否めないものの、変な挙動もなく30分くらいでコピー終了。ベリファイも問題なし。ファンレスなので信頼性が心配だけど、とりあえず使える感じ。
あと Linux ベースの NAS を使ったことがないので比較ができないんだけど、ウェブ設定画面でユーザ・グループ・共有フォルダ作成・アクセス権などの情報が面倒な再起動やタイムラグなしで設定すると即座に反映されるのがいいかも。業務で使う時はなかなか機器を止められないことがあるので。このあたりは NAS 専用 OS ならではか?
あとでお遊びで Nessus(ポートスキャニングツール) を NAS に向けてぶちカマしてみようかな。