Brother MyMio MFC-410CN デジタル複合機レビュー

BROTHER MyMio 薄型デジタル複合機 MFC-410CN
最近は最大手のキヤノンエプソンを始めとしたメーカーが力を入れているだけあって、プリンタにスキャナやコピー機能がついた複合機の普及具合が上がってきているように思うんですが、大手のメーカーであまり力を入れていないのが FAX 機能とネットワーク対応。どちらも一般家庭ではあまり需要がないと思われる機能なので致し方ないとは思うんですが、自分のように SOHO の真似事のような仕事をしていると FAX は絶対必要だし、何せ用途別にパソコンがたくさんあるので LAN で接続できると都合がいいんですよね。
で、その要件を満たす機種としてブラザーの MyMio シリーズがあります。ADF(自動原稿送り)付や電話機能付などのラインアップがあるのだけど、自分は FAX 機能付で最下位機種の MFC-410CN を購入しました。Amazon で22,800円(税込)でした。これに4,000円のギフト券バックがあるので実質2万を切っているのですごく安いです。以下〜である調でレポート。


ネットワーク機能
標準で 10/100BASE の LAN ポートを装備。当然のようにプリンタ・カラーイメージスキャナ・メモリカードリーダ/ライタ・FAX の各機能が LAN 経由で全て使える。ブロードバンドルータ等で DHCP サーバを立てているネットワークでは、IP アドレスの設定が不要。それからこの機種は Mac OS XRendezvous に対応している。
プリンタ機能
染料系カラーインク3色・顔料系ブラックインク1色の CMYK 4タンク別体式。タンク別体なのはランニングコストの点で有利かも。市販の注入式交換インクが使えるかもしれない。画質は普通紙印刷でもまあまあ。大手メーカーの専用機と比較して多少粒状感が気になる程度。専用紙を使えばあまり気にならない。ただ画質を上げると印字スピードがすごく遅くなる。あと結構うるさい。
FAX機能
ごく一般的な G3 FAX(14400bps)の機能と、カラー FAX に対応している。PC からの FAX は、FAX ドライバがプリンタドライバとしてインストールされるので、いつも利用している Word 等のアプリケーションからの印刷操作でダイレクトに送信が出来る。受信に関しては本体で印刷せずにメモリ受信したデータを PC に画像データとして取り込むことが出来る。
スキャナ機能
光学解像度は 600×2400dpiと必要十分。ドライバは TWAIN 対応。但しスキャナ専用機のようにスキャナドライバにガンマカーブ調整やモアレ除去といった画質調整機能がないので注意が必要。ネットワーク経由でのスキャニングは激遅なので割り切って使う必要あり。
コピー機
印字速度が遅いがかなり使える。カラーだと非常に遅いしインク消費が激しいのでモノクロコピー多用がいいかも。拡大縮小コピーも可能。
メモリカードリーダ/ライタ機能
本体前面に コンパクトフラッシュ・SD メモリカードメモリースティック・xD Picture カード・スマートメディアのスロットを装備。本体だけでメモリカードからのダイレクトプリントが可能。カード内の画像のインデックスプリントなんて事も出来る。ネットワーク接続時は ftp 経由でカードの読み書きが出来る。