たはー…爪水虫になってました。

しかも両足の爪全て全滅。足指の間に典型的な水虫が発生したので、いやーすぐ治るべ、と軽い気持ちで受診してきたのだけど、医者のセンセの開口一番『あーこりゃダメだ。爪もみんなやられてるよ〜。』って。普通の水虫なら塗り薬だけで比較的短期で治るみたいなんですけど、爪水虫は爪のかたい角質全体が白癬菌に侵されているため、治療を開始して菌で汚染された爪全体がきれいな爪に生え変わるまで、数ヶ月〜1年の長い時間がかかる。
で、次回から抗真菌剤の『パルス療法』を受けることになりました。去年承認されたばかりの新しい治療法だそうです。

従来の爪水虫のお薬は、完治するまで半年程度飲み続けなければなりませんでした。 「パルス療法」とは1週間集中してお薬を飲んだ後に、3週間は服薬をお休みするということを3回繰り返す治療法です。 パルス療法に用いられるお薬は爪に届きやすく、爪の中に長くとどまって、お薬を休んでいる間やお薬を飲み終わった後も爪の中で効果が持続しています。 症状によって異なりますが、お薬を飲み始めてから早い人で2〜3ヵ月目から健康な爪が生えてきます。健康な爪に生え替わるのは約1年といわれていますので、3ヵ月目のお薬を飲み終わってからは医師の指示に従って、爪のチェックをしに来院していただく必要があります。

ちなみに以前、テレビで製薬会社の水虫啓蒙 CM がさかんに放送されていた時期(マツケン出演の CM とか覚えているヒトはいると思う)がありましたが、このパルス療法に使われる抗真菌剤の薬価が高く、しかも特定の製薬会社が発売している薬しか認可されていないので、保険が適用されても1ヶ月分の処方だけでだいたい1万数千円も医療費がかかるんです。要は爪水虫の啓蒙なんてのはタテマエで、製薬会社の『CM を見た潜在的な水虫患者がもっと受診してくれたら、ウチの薬が売れまくってウハウハよ』という大人の事情が絡んでる。
とりあえず、気長に治療を受けるとしましょうか。