今日のオレ。

客先で起動しなくなった Windows NT 4.0 Workstation を前に途方に暮れる。症状は起動中に OS Loader でハングアップ。HDD が壊れた時の「カチカチ」というクリック音は出ていない。NT の CD でブートさせて修復セットアップを試みるも「インストール済の Windows NT が見つかりません」みたいなエラーが出てそもそも修復セットアップに入れない。
いつも持ち歩いている KNOPPIX でブートして NTFS パーティションのファイルを調べてみると、NT のブートに必要なファイルは無事。他のシステムファイルもちゃんと覗ける。
ああ、こりゃ MBR*1 がブッ飛んだか MFT*2 がブッ飛んでるかどちらかだろうという所まではわかったのだが、はてこれからどうしよう。インターネットに繋いでいない、スタンドアロンマシンなのでパッチ関係のアップデート作業が困難で時間がかかる。システムファイルは無事なので再インストールなしで修復出来ないだろうか?でも NT の修復セットアップは使えないし…とそこにヒラメキの神が降りて来た。
Windows 2000/XP の CD-ROM には「回復コンソール」という機能があり、NTFS に対する基本的なディスク管理コマンドが一通り使える。これは同じ NTFS の NT マシンにも使えるかも。そこで客先にあった Windows 2000 Server の CD-ROM を拝借し、祈る気持ちで CD からブート。回復コンソールを起動し「CHKDSK」を起動。
…おー、ちゃんと MFT のエラーを発見し修復動作に入ってる!しばらくして修復完了。不良セクタは発見されず、とりあえず HDD は物理的には壊れていなかったようだ。
で、結果。ちゃんと直って起動しました。アプリケーションやデータファイルも無事。いやーちょっとした感動。

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会社帰りに駅でばったり以前勤めていた会社の先輩に会う。5年ぶりくらい。しばらく立ち話していたのだけど、その話の中で、当時はポケベルもたされて会社からの緊急出動コールの度、ピーピー鳴る音にうんざりしていたのだけど、今ぢゃケータイのメールで「○○株式会社で故障発生。何時に行けるか拠点まで連絡を。」だって。それはそれでイヤーン!と思った。

*1:OS を起動させるためのプログラムが書き込まれている部分

*2:NTFS でディスク上のファイル位置などを保持している部分