今日のオレ

ma-aya2004-02-11

早朝から所用で外出して、用事が済んで手持ち無沙汰になったので本屋をぶらぶらしていると「蹴りたい背中」が平積みになっていたのでなんとなく購入。近くのモスバーガーカプチーノ一杯でせこく粘りつつ読破。
恋愛小説にも青春小説にもどちらにもカテゴライズ出来ない内容。普段あまり本を読まないヒト(オレも含まれる)でもさらっと読めてそれなりに面白い本という印象。比喩の使い方が面白くて少なくとも文章のセンスに関してはすごいと思う。でも、あっさりしすぎてあまり印象に残らなかったというのが本音。ネット界では綿矢りさのルックスに関する話ばかりでなんだかなぁと思いますが、そういう話題性も含めてこれから先もそこそこやって行けるんじゃないでしょうか。最後の感想は SPA! の連載の福田和也の受け売りですが。
一方、まだ未読の金原ひとみ蛇にピアス」ですが、あの村上龍が大絶賛していたという話を見聞きしていたので、あまり読もうという気になれません。村上龍のいかにもヤマ師的で業界人気取りなメディアへの露出や著書が大嫌いなので。
…えーと、これから芥川賞受賞作を読んでみたいヒトへ。いま本屋に並んでいる文藝春秋で「蹴りたい背中」「蛇にピアス」の全文が書評も含めて読めるようです。つか、わざわざ単品で買って損したよ!←オレ