BUFFALO LinkStation の samba 共有におけるファイル名文字化けを回避する消極的方法

うちには貰い物の BUFFALO LinkStation(以下LS)があって、主に mp3 や動画ファイル等のメディアストレージとして活用しているのだけど、OS X の SMB クライアントで LS をマウントすると、LS 側の samba の文字エンコーディングOS X が対応できず、日本語ファイル名が化け化けになるという困った問題がある。一方、LS は AFP(Apple File Protocol)にも対応しているので、今度は AFP で LS をマウントすると OS9 時代の名残りか、ファイル名が32文字までしか使えないという問題がある。
で、とりあえずどうしたかというと、

  • LinkStaiton を普通にマウント(smb://〜/で。afp でも可)
  • マウントしたボリューム内にディスクイメージをスパースイメージ(可変容量)で必要容量分作成
  • ディスクイメージをマウントし必要なファイルの出し入れはそのボリュームに対して行う

この方法ならば、LS 上ではひとつのデカいディスクイメージとしてしか認識されず、かつ OS X 側からはそのディスクイメージをマウントしたボリュームを参照する形となるので、普通の HFS ボリュームとして扱うことが出来るようになりファイル名に関する制限がなくなる。イメージ作成時にスパースイメージとした理由は、相手が遅い NAS 機器なのでマウント時のネットワークトラフィックを減らして高速化するため。まー、気休め程度の措置ですけど。
タイトルの『消極的』という理由は、ディスクイメージ化したことでそのイメージ内のファイルは OS X からしか参照できない、つまり Windows から読み書きする術がないから。