今日のオレ

  • 個人的に PC 周りの技術サポートをしてきたお友達の視覚障害者、Yちゃんよりメール。先日地方公務員(県職員)身体障害者採用枠の一次試験が行われ、県初の点字受験者として非常に緊張しつつも試験に臨んだが、残念ながら一次関門を突破出来なかった旨の報告と、彼女を支えてきた人達への感謝の気持ちを綴った同報メールだった。
  • 調べてみると、国家・地方公務員の障害者採用、中でも視覚障害者ははっきり言って冷遇されているのが現状のようだ。(参考1参考2)また、参考サイトで挙げた受け入れ側の事情の他に、点字による受験が可能になり間口が広がったものの、彼女の場合は試験勉強で健常者の数倍の苦労を強いられていた事も知っている。活字の試験対策本を1ページずつスキャナにかけて OCR を通してスクリーンリーダーで読み上げたり、盲学校の先生がわざわざテキストを点字で起こしてくれたり。試験の前段階から既にハードルが高いのだ。
  • まあ、試験の結果で公平に選別されたのか、それともお役所側の『オトナの事情』という圧力が働いて選別されてしまったのか本当のところはわからないけれど、後者ではないことを祈りたい。もしそんなくだらないことで選別されてしまったのならば『アホか!了見が狭ぇぜ青森県!』と知事に向かって言い放ってやりたい。前者なら仕方がない。目が見えないからといって特別扱いなんて望んでいないだろうし。
  • 彼女には素養があるとオレは思っているので、これから先何かの分野でその能力を発揮してくれるに違いない。挫折してから個人の真価が問われる。
  • 上京前に、絶対会いに行こう。