生命の尊厳とか。

こないだの連休まで青森の県立美術館で開催してた人体展、遺体の供給元が限りなくグレーだとか主催団体がまるで秘密結社のごとく全く情報公開していないとか、いろいろ賛否両論はあるにせよ来場者17万人突破だそうで。ものすごく交通アクセスが悪い県美としては大成功なんぢゃないでしょうか。まぁあれはエンターテイメントだと思う。
この手の展示ですげぇと思ったのは以前仕事の関係で通っていた十和田の北里大獣医学部の病理系の研究室がある棟。普段焼肉屋で喰ってるような牛とか豚の臓物がずらーっとホルマリン漬けにされて廊下に並んでるんですよ。例えば肝硬変になった豚レバーとか、ガンになった馬のおちんちん…とか。まぁ病理標本だからね。一般のヒトも多分学祭とかで見れるんじゃないかと。
あと同じ十和田市内にやはり仕事で出入りしていた食肉加工場があるんですが、さすがに現場は見た事がないけれど常に塩素臭混じりの独特な臭気が漂っていて、あーこれが食用に供されるいきものが人生を全うした後の残り香なんだな、としみじみ思いました。ドナドナ。